2023.02.05
待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップの凄い機能
待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップの凄い機能
待ち合わせってドキドキしますよね。
自分がいる場所は果たして正しいのか。相手も迷わずに来てくれるのか。
今日は、待ち合わせに強力な威力を発揮する Google マップ の知られざる便利機能をご紹介したいと思います。
集合場所に急行中のメンバー同士の現在地をリアルタイムに共有する
Google マップ にも、他のユーザーと自分の現在地を共有できる機能があるのですが、ご存じでしたか?
なんとピンを立てるだけではなく、目的地に向かっているときにリアルタイムで現在地をお互いに共有することができます。
だから、クルマや電車で目的地に向かっているときにも、相手はいまどこなのか、あとどれくらいで着きそうかがわかるのです。
使い方はとてもカンタン。
まず、Google マップ のアプリを開いて、右上のアカウントのアイコンをタップします。
表示されたメニュー内の「現在地の共有」を選択します。
「新たに共有」を選択して、
共有期間を選択し、共有する相手にチェックすればOK!です。
自分の現在地を共有する期間は、デフォルトは1時間になっていますが、待ち合わせには十分でしょう。
「自分で無効にするまで」ずっと共有し続けることもできますが、プライバシー上、最低限に留めておくのがよいでしょう。
共有したい相手を選択し、「送信」をタップすると、相手のスマートフォンに、あなたが位置情報を共有したことの通知が表示されます。
共有された相手もまた、位置情報をあなたに共有することができます(共有しないことも可能)。
お互いの距離が表示され、その人のいる場所までの経路も調べることができます。
この例では、社員A は、もう100mの距離まで来ていることがわかりますね。そして、スマホの電池はあまりないようです…。
そう、この機能の素晴らしいところは、スマートフォンのバッテリー残量もシェアされることなのです。
待ち合わせ直前に、バッテリーの残りがあとわずか! というシチュエーションは「あるある」ですが、残量がお互いにわかることで心理的に安心できます。 Google ならではの「かゆいところに手の届く」気づかいだと思いませんか?
あの樹の下で待ち合わせ。どう伝える?
さて、待ち合わせ場所にはなんとかたどり着いたものの、その場所が広すぎてどこに集合すればいいのかわからず困った経験はありませんか?
「東京駅の丸の内駅前広場に集合」「東京ビッグサイトの東4ホールに集合」などなど…。丸の内駅前広場といっても広いですし、展示会場も一周したら数百メートルあります。
ハッキリとした待ち合わせの地点が共有できれば、待ち合わせのストレスはもっと軽減されるはずです。
「東京駅の丸の内駅前広場に出て、右手側に並んでいる街路樹の手前から3本目の樹の下」。これなら、たしかに場所としては特定されていますが、果たして街路樹を Google マップ で指定できるのでしょうか。
そんなときに使えるのが、plus code (プラスコード)と呼ばれる機能です。
ためしに、オフィスのある茨城県つくば市の学園西大通りの路上を待ち合わせ場所として設定してみたいと思います。
Google マップ を開き、plus code を取得したい地点上で右クリックし、
出てきたメニューの「この場所について」をクリックします。
画面下部に情報ボックスが表示されます。その表示された情報ボックスをクリックすると、画面左側におなじみのパネルが表示されます。
住所の下のコードにマウスを置くと、「Plus Code をコピーします」と表示され、コードをコピーすることができます。
このコードがこちらです。
3488+QX8 つくば市、茨城県
このコードを Google マップ に貼り付けてみてください(3488+QX8 のみでもよい)。私が指定した場所と、寸分違わぬ座標を表示させることができます。
この Plus Code は、緯度経度をシンプルなコードに変換したものなので、同じ場所を示すコードは不変です。
具体的な地点を指定することができるので、同じ建物に入口が複数ある場合に、荷物の搬入口を指定することもできます。
また、京都などの地名も「新町通蛸薬師下る」などと表現されているのは、私たちにとっても難解ですが、海外の方ではなおさらです。
目的地が Plus Code で指定されていれば、 Google マップ を手がかりにたどり着くことができるでしょう。
実際に、この Plus Code は 海外の非営利団体によって、密集した市街地や、スラム地区、半永久的なキャンプ場など、計画外の住居に住み、行政サービスの行き届かない人々に固有の住所を提供するためのアドレス指定に利用されています。
オープンソースなので、開発者は自由にアプリケーションと連携させることも可能なのです。興味のある方は、公式サイトを訪問してみるとよいでしょう。
このように、 Google マップ には、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」という Google の使命を体現化した機能が多数盛り込まれています。ぜひ使いこなしてみましょう。
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